2019.08.01
メディア展望
『メディア展望』8月号発行のお知らせ
編集長の一言二言(8月号)
▽今月号のトップは、7月4日に弊会が開催したシンポジウム「大地震、異常気象をどう乗り切るか」の基調講演録です。講演者の京都大学名誉教授で関西大学社会安全研究センター長の河田惠昭氏は防災・危機管理分野の第一人者。災害文化と災害文明の違いや、都合の悪いことは起きないこととして対策を考えない日本など、非常に興味深い内容でした。
シンポ後に集計した参加者へのアンケートでも、基調講演、パネルディスカッションいずれも好評でした。パネルディスカッションの概要は次号の9月号に掲載する予定です。
▽時事通信社内政部長の丸山実子氏の6月定例講演会も掲載しています。地方行政について分かりやすく話してもらっています。
▽共同OBで茨城大学名誉・特任教授の古賀純一郎氏には、ロックフェラー帝国を倒した女性ジャーナリスト、アイダ・ターベルのことを書いてもらいました。古賀氏は昨年、400ページを超える労作「アイダ・ダーベル」(旬報社)を刊行しており、興味のある方はお手にとっていただければと思います。
▽朝日新聞の誤報問題については、井芹浩文氏と小池新氏が書いていますし、週刊誌もいろいろと取材しています。ともあれ、これでは新聞の地盤沈下はますます、と思わざるを得ません。(倉沢章夫)