10月27日に日本プレスセンタービル９階会見場で行われた共同通信社外信部次長、井上智太郎氏による講演会「北朝鮮情勢―コロナ鎖国と金正恩の選択」に、ご来場いただきありがとうございました。

井上氏は、昨年1月に中国でのコロナ感染が判明すると北朝鮮は即座に国境を封鎖し、その後も厳格に続けているとし、その結果、経済に大きな打撃を与え、食糧不足も招いているが、ただその程度は残念ながら分からないと述べました。また9月11日以来ミサイル発射実験を繰り返していることについては、過去同様、緊張と対話を交互に繰り返す流れではないかと語りました。ただ、米中対立の趨勢すうせいや韓国大統領選の行方なども絡まり、今後の北朝鮮情勢は複雑なゲームのようだと語りました。

今回の講演会も新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、事前申し込み制で定員２０人での形で開催させていただきました。

講演概要は「メディア展望」12月号に掲載する予定です。こちらもぜひ、お読みください。