2019.12.28

メディア展望

『メディア展望』1月号発行のお知らせ

編集長の一言二言

▽新年は東京オリンピック・パラリンピックの年ということもあり、2019118日に大阪で初めて開催したシンポジウム「五輪と万博、東京・大阪の未来予想図―メディアに課せられた視点―」の基調講演(講師・二宮清純氏)部分を巻頭に置きました。二宮氏が特に強調したのはパラリンピックの重要性で、パラリンピックの成功が20年東京五輪・パラリンピック成功の鍵を握っているとした点です。その成功は今後の日本の未来社会に影響を与えることでしょう。

1月号恒例の共同通信・時事通信の「2019年の十大ニュース」を掲載しました。改めて19年を振り返ってみますと、節目の年(令和改元)で、大きな事件・事故(京アニ放火殺人、台風による甚大な被害など)が相次いだ年でもありました。ノートルダム大聖堂と首里城を失うという東西で大火災があったのは不思議と言えば不思議です。新年はどのような年になるのでしょうか。

1911月の定例講演会(「日航ジャンボ機墜落事故は謀略か?」)の講演録を収載しています。講師の堀越豊裕氏の著作『日航機123便墜落、最後の証言』を読み、粘り強く誠実な取材姿勢に好印象を持ち、講師をお願いしました。

▽書評は立教大学名誉教授の門奈直樹先生にお願いしました。2ページといつもと異なる分量です。門奈先生は2度もロンドンに留学、その後も足繁く通われている方で、時事ロンドン支局のスタッフらとも交流があった由です。(倉沢章夫(としお)