2020.12.01
メディア展望
『メディア展望』12月号発行のお知らせ
編集長の一言二言(12月号)
▽本年も、はや12月となりました。コロナ禍でさんざんな年でしたが、その終息が見通せないどころか、第3波ということで一段と厳しい状態になっています。そんな中で本年最後の号をお届けします。
▽本号より新たなコンテンツである「ドイツ定点観測」を始めます。執筆者はドイツ在住作家の川口マーン惠美氏で、隔月掲載。川口氏には『ドイツで、日本と東アジアはどう報じられているか』(祥伝社新書)や『ドイツの脱原発がよくわかる本』(草思社)など多数の著作があります。ドイツのメディア状況を中心に幅広く執筆していただこうと思っています。
▽今月号には、江川紹子氏と松山隆・時事通信政治部長の二つの講演録を掲載しています。どちらも6ページに要約して読みやすくしたつもりですが、いかがでしょうか。11月の月例講演会(講師=武部隆氏)の内容は来年1月号に掲載します。
▽米大統領選は、バイデン候補の勝利ではありますが、トランプ氏が敗北を認めない状態が続いており、なお不透明感が残る、といったところでしょうか。来年1月の月例講演会では近澤守康・共同通信外信部長に「トランプは復活するか 2021年国際情勢展望」(仮題)というテーマで語っていただきます。
▽11月のシンポジウム「新型コロナと人生100年時代~メディアに求められる新たな提案力・分析力」は、養老孟司氏の基調講演が興味深く、またパネルディスカッションも各パネリストが熱心に活発な議論を交わし、好評でした。初めてオンラインでもやったのですが、その動画を当HPに掲載する予定です。(倉沢章夫)