2023.02.01
メディア展望
『メディア展望』2月号発行のお知らせ
編集長の一言二言(2月号)
■石山永一郎編集長が1月初めから病気療養中となり、2月号は編集主任の私が編集長業務を代行させていただきました。
■コロナが日本国内に入って1月でちょうど3年になりますが、いまだに第8波のさなか。いつになったら収束するのでしょうか。実は私も昨年末に感染、年始まで家に“引きこもり”でした。軽症ですみましたが、かかりつけ医が言うには「ワクチンを5回打っていたおかげ」。ほんまかいな。
■人気連載の河原仁志事務局長の「新聞人の決断」の今号のテーマは、われわれ報道人にとっては切っても切れない「オフレコ」。当時の沖縄防衛局長の発言について、「書くべきか」「見送るべきか」と琉球新報関係者が苦悩した様子が目に浮かびます。
■国際ニュースというと、ここ数カ月はウクライナ情勢が中心ですが、今月号の特派員リレー報告(新里環・共同イスラマバード支局長)でアフガニスタンのひどい状況を再認識しました。今でも公開処刑が行われているとは…。これだけでもタリバン暫定政権が後戻りしていることが分かります。
■「プレスウオッチング」の小池新氏は、毎年、全国紙から地方紙に至るまで元旦紙面に目を配られています。私などはプレスセンタービルのロビーで行われている「元日号紙面展」(主催・日本新聞博物館)で1面の見出しをざっと見る程度。小池氏は今月号にあるように、連載企画、社説、社会面など広範囲に読み込み、鋭い論評をされています。同業者として頭の下がる思いです。
■2021年5月号から始まった時事通信社外信部編集委員・北井邦亮氏の「日米ガイドラインからたどる同盟と自主」は20回となった今回で終了です。長い間ご苦労様でした。正直、私にはなじみの薄い内容でしたが、防衛・外交問題の研究者などからは高い評価をいただきました。(奥林利一)