2022.03.01
メディア展望
『メディア展望』3月号発行のお知らせ
編集長の一言二言(3月号)
■啓蟄ということで春の季節になりました。冬季オリンピックが終わったと思ったら、ウクライナをめぐる戦争が勃発、情勢が混とんとしています。ロシアとNATO(北大西洋条約機構)の対立、さらに米中関係の冷却化もあり、冷戦時代より厄介な時代となってしまいました。4月号ではウクライナ情勢を取り上げられればと考えています。
■コロナ禍3年目ですが、トップ原稿の宮野健男氏によれば、報道現場、取材環境には大きな変化があったということです。進化した面もあるが、相殺すると退化した部分について深刻で鍛え直す必要があると語っていました。詳細はお読みいただくとして、コロナ禍は人と人との関係性にも影響を与えずにはおかないのではないかとも思います。蟄居生活を強いられてストレスを抱える人も多いのではないでしょうか。
■昨年10月に開催したシンポジウム「コロナ後の世界秩序、米中と日本」の記録本ができました。弊会のシンポは2013年に始まっており、その時のテーマが「日中関係の針路とメディアの役割」。中国をめぐる問題を取り上げたのはこの第1回、18年の「米中激突、揺れる国際秩序」と今回で3回目です。やはり中国の存在感がそれだけ大きくなり、取り上げざるを得なかったということだと思います。倉沢章夫