2020.06.01

メディア展望

『メディア展望』6月号発行のお知らせ

 

編集長の一言二言(6月号)

▽今月号の巻頭は、時事通信社外信部編集委員の吉田健一氏にお願いしました。4月の定例講演会の講師を依頼していましたが、コロナ禍のために講演中止となり、原稿にしてもらったという次第。韓国の動向、日韓問題についてよく書かれていると思います。韓国に対し安易に譲歩したり、刺激したりするのではなく、「毅然たる態度と冷静さのいずれもが必要」で、「適切な距離感のある大人の関係を目指すべきだ」というのはその通りです。実に難しい日韓関係ですが、「粘り強く」やっていくほかないのでしょう。弊会では先に前川恵司氏の「実物大の朝鮮報道50年~異形の国、歪む日韓」を出版したばかりですが、これも日韓問題を考える上で大変参考になりますので、是非ご一読ください。

▽コロナ禍のために今年度前半のシンポジウム(6月)も、特別講演会(講師=江川紹子氏)も中止となりました。江川氏には秋の特別講演会をお願いしようかと考えています。

テレワークもいいのですが、巣ごもり生活ですと、やはり情報が画一的になります。人と会って話したり、図書館で本や雑誌を多角的に読んだり、ということがいかに大事かということを再認識しています。人と議論することも必要ですが、Withコロナでは「口角泡を飛ばす」という言い方もなくなるのではないかと。生き方が変わっていくのでしょうか。(倉沢章夫としお