2023.08.01
メディア展望
『メディア展望』8月号発行のお知らせ
編集長の一言二言(8月号)
■盛夏の候、いかがお過ごしでしょうか。「危険な」といわれる暑さが続いています。ご自愛ください。
■今月号には、震災関係の原稿が幾つか掲載されています。トップには、時事通信OBの佐藤年緒氏の講演録「被災地における復興のシンボルを見る」を置きました。東日本大震災から12年、科学記者としての反省の上に、被災地を訪ね、復興を見守ってきた佐藤氏ならではの講演だったと思います。共同通信OBの沼田清氏による連載「関東大震災100年」は、豊富な写真とともに、綿密に調べられた原稿で、頭が下がります。国分英俊氏の連載「日記で読む昭和史」は番外編として、寺田寅彦が経験した関東大震災の様子を書いています。
■鳥居英晴氏の連載「同盟通信の中国通記者は何をしたか」は今月号で終了です。さまざまな中国通の記者が出てきて興味をそそられました。5月号で取り上げられた時事通信の初代外信部長、入江啓四郎ですが、息子がハーバード大学教授だった入江昭氏だとは驚きでした。
■今月号をもって編集長を共同通信OBの一ノ瀬英喜氏に引き継ぎます。昨年11月からほぼ9カ月間の臨時でしたが、ようやく肩の荷を下ろすことができます。読者の皆さんにはお世話になり、ありがとうございました。(倉沢章夫)
■8月から、倉沢氏の後を継いで編集長を務めさせていただきます。記事を書く立場から、執筆者からいただいた原稿を編集し読者にお届けするという役目を仰せつかることになりました。不慣れで行き届かない点もあると思いますが、よろしくお願い致します。(一ノ瀬英喜)