2020.09.01

メディア展望

『メディア展望』9月号発行のお知らせ

編集長の一言二言(9月号)

▽このコロナ禍で在宅勤務が日常になってきましたが、読者の皆様はどのようにお過ごしでしょうか。今月号の巻頭には、元共同通信社編集局長の江畑忠彦氏が寄稿してくれた「国家公安委員の首相官邸迎合記事」を置きました。検事総長後任人事に端を発する「政治と検察」の問題から始まってメディア人の在り方まで考えさせる、読み応えのある内容になっています。政治的な立場にかかわらず大変興味深く読めるのではないでしょうか。

▽共同OBの常連寄稿者、鳥居英晴氏もまた、興味深い記事を書いてくれました。オープンソースの情報分析の重要性がますます高まっているという内容です。日本にも内閣情報調査室がありますが、米国のOSEや英国のBBCMは比較にならない規模のようです。

▽当調査会では、中止していた月例講演会を7月に再開しました。今月号に掲載した帝京大学教授、渡邊啓貴氏(東京外国語大学名誉教授)による講演録がそれです。今後も講演会やシンポジウムの予定を立てていますが、ウイルス感染防止のために事前申し込み制としたり、受付での検温やマスク着用をお願いしたりするなどの対策を取る方針です。

▽コロナ感染第2波もピークのようですが、9月以降秋冬に向けて再拡大の恐れは十分にありますので、読者諸賢もお気を付けください。(倉沢章夫としお