2021.09.01

メディア展望

『メディア展望』9月号発行のお知らせ

■緊急事態宣言下、五輪が終わりパラリンピックの最中、いかがお過ごしでしょうか。暦の上では秋に入りましたが、まだまだ暑さの残る時節です。8月下旬の横浜市長選は与党が惨敗、肩入れしていた菅政権に打撃となりました。9月以降この秋には、自民党総裁選、衆院議員選挙と続きますが、コロナ対応が選挙を左右することは間違いありません。この辺の事情について元共同通信社編集局長の江畑忠彦氏が書いています。菅氏の再選戦略は狂い、先が読めなくなったということです。それにしても、石破茂氏の言う通り、未曽有のコロナ禍の中での選挙というのも違和感を拭えません。

 ■巻頭には、尖閣問題に関する 7 月月例の講演録を置きました。講師の向田昌幸氏は、海上保安大学校卒、巡視船勤務の後、第 8 管区海上保安本部長、海上保安庁警備救難部長などを歴任、現場トップの警備救難監を最後に退官され、海上保安の現場を熟知されている方です。尖閣問題のこれまでの経緯と政府の対応を振り返り、解決に向けての提言をしてもらいました。同氏は、こうした尖閣問題に関する内容をまとめた書籍を近く出版する予定ですので、ご興味のある方はお読みいただきたいと思います。

■共同通信社社友の国分俊英氏による「日記で読む昭和史」は、都合により当面休載とします。 再開時には改めてお知らせします。(倉沢章夫としお