2月24日に日本プレスセンタービル９階会見場で行われた共同通信社の太田昌克編集委員による講演会「ウクライナ戦争と核」に、ご来場いただきありがとうございました。

太田氏は、ウクライナ戦争が始まった理由を①ロシア・プーチン大統領の独自論理➁冷戦終結後の地政学上の動態―などを挙げて説明。ロシアが開戦に至った具体的な事態の進め方については「大量破壊兵器保持」を理由にイラク戦争に踏み切った米国のやり方を“参考”にしているのではないかと話しました。またこの戦争で核兵器が使用されるかについては元NATO事務総長のラスムセン氏の発言を引用して、「理由のない使用はロシア軍が許さない」のではないかとする一方、他の関係者の「プーチンが権力の座にある限り、可能性がある」との見方を披露しました。最後に現在取り沙汰されている岸田文雄首相のウクライナ・キーウ訪問については、核兵器使用を許さない見地から「是非キーウ訪問をしてほしい」と話しました。

今回の講演会も新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、事前申し込み制で定員３０人での形で開催させていただきました。

講演概要は「メディア展望」の４月号に掲載する予定です。こちらもぜひ、お読みください。